ヌマガエルの飼育方法を解説!餌からレイアウトまでわかりやすく
公開日:
:
最終更新日:2017/10/24
カエル
ヌマガエルって意外とあまり知りませんよね。
私も、ヌマガエルを飼うことになった時には
「このカエルはなんというカエルなんだろう?」
と、ネットや本などで少し調べました。
ヌマガエルを飼育しているのですが・・。
これまでは、色々と飼育する際に問題が多かったです。
何故なら、飼育経験もありませんでしたし。
「飼ったものの・・どうしようか」
「自然に返そうかな・・」
などと、飼育を始めたことを後悔もしました。
これまで飼育したことで、いろんな飼い方のコツがわかりました。
ヌマガエルを飼育するうえで重要なこと。
例えば・・・
「飼育場所のレイアウト」
「餌の種類」
「冬眠は方法」
こういったことが段々とわかってきました。
実際に飼育してみて、ヌマガエルの気持ちになってわかったことを紹介したいと思います。
ヌマガエル君です。
絵を用いて飼育の説明をさせて頂きますね。
目次
飼育場所のレイアウト
飼育するために必要なことって、やっぱりレイアウトを決めることですよね。
水槽などの容器内で飼育するのか、屋外の庭やベランダなどで飼育するのか・・。
ヌマガエルをうまく飼育していくには一体どんなレイアウトが良いのか・・。
ツチガエルよりジャンプ力があるので、そういったことも考えてレイアウトすることをお勧めします。
水槽内飼育
![](https://i0.wp.com/biotopefrog.com/wp-content/uploads/2017/10/ヌマガエル 飼育 水槽.jpg?resize=300%2C225)
屋内や、屋外でも、水槽内でヌマガエルを育てるというのが一番多いパターンではないでしょうか。
水槽内飼育であれば、水槽の上に蓋をするかもしくは網を掛けておけば良いです。
ヌマガエルが逃げてしまうということもありません。
水槽内には、基本レイアウトとして、水辺に水草を配置し、陸地に植物と水苔を配置します。
しかし、水槽内で飼育する場合には問題点があります。
下にまとめてみました。
- 水槽内の水が腐る
- ヌマガエルが弱る
- ストレスがたまる
- エサを食べない
- 隠れ家が少ない
水槽内の水が腐るがどうすべきか?
対策としては・・
- 水を定期的に入れ替える
- 水辺に植物を植えて有機成分を吸収してもらう
- 水辺に土を入れてバクテリアに腐った水を浄化してもらう
水が腐るのは、水槽内で生き物を飼うとよくありますよね。
なので、度々、水槽の水が濁ったり、悪臭を放っていないかを確認しておく必要があります。
水の入れ替えは、結構手間ですが、入れ替えないと、カエルたちが弱ってしまったり、病気になってしまいますよね。
また、植物や土を入れることで水を綺麗に保つことも可能です。
ヌマガエルが弱っているがどうすべきか?
対策としては・・
- 水槽のサイズを大きくする
- ヌマガエルの気持ちになって考えてみる
狭い水槽内で飼育すると、自由に動くことができません。
なので、ヌマガエルの運動力が低下します。
人間がもしここにいると例えたら、よくわかりますよね。
狭い場所にいると健康的に良くはないです。
なので、なるべく、ヌマガエルの大きさに応じて自由に跳んだり跳ねらりできるような
水槽のサイズがおすすめです。
結構、水槽は値段が張りますが。
また、自分がヌマガエルになった気持ちで
ヌマガエルに接すると、どうすれば元気になってくれるかを考えることができます。
ストレスがたまるのはどうすべきか?
対策としては・・
- 隠れ家の設置
- 時々は日光浴をさせてあげる
ヌマガエルも人間と一緒で、快適な環境を求めています。
ヌマガエルを飼育した時には、是非、自分がヌマガエルとして
飼われた場合どうなのかと考えると良いです。
狭い水槽で飼われると、絶対にストレスがたまるものです。
なので、隠れ家を作ることをお勧めします。
ヌマガエルは、人目に姿を現さないことも多いです。
なので、カエルの家を作ってあげると、その中で過ごします。
また、カエルは日の当たる場所も好みます。
なので、温度が上がりすぎない程度に
日光浴させてあげることもおすすめします。
エサを食べない
対策としては・・
- そっとした場所でエサをあげて見守る
- 餌の種類を変えてみる
カエルが、餌を食べないと心配になりますよね。
そういった場合には、やはり、人目に付かない場所に水槽を移動させそっとしてあげる必要があります。
なので、生き餌を水槽に置いて、あとはそっとしておくという事です。
あとで、餌が無くなっているかを確認するわけです。
エサをあげてすぐに食べるかどうかは、カエルの気分次第なのです。
カエルの気持ちを優先させてあげるべきではないかと思います。
それでも食べない時は、餌の種類を変えるてみるのもおすすめです。
屋外での飼育
![](https://i0.wp.com/biotopefrog.com/wp-content/uploads/2017/10/ヌマガエル 屋外飼育2.jpg?resize=300%2C225)
屋外で飼育する場合は、ヌマガエルが自由に動き回れるという良さがあります。
レイアウトの配置としては、
水辺に水草と植物を配置します。陸地には、植物と隠れ家と水苔を配置します。
あとは、屋外なので、飼育スペースを覆うように網を張る。
網目サイズは20㎜角サイズが良いです。
これにより、カエルが網に引っ掛かり☆になることもなくなります。
また自由に網の中と外を出入りできます。
しかし、屋外飼育も問題点がたくさんあります。
- カエルが逃げる
- カエルが食べられる
- 暑さで☆になる
- 鳴きだすと近所迷惑になる可能性がある
カエルが逃げる
これは、カエルを飼ったことがある人なら、ほとんどの人が経験しているのではないでしょうか。
残念にも、カエルは一瞬でいなくなってしまいます・・。
これの対策としては・・
飼育スペースの周囲に壁を作る方法があります。
![](https://i0.wp.com/biotopefrog.com/wp-content/uploads/2017/10/壁の設置 白.jpg?resize=300%2C225)
飼育スペースの周りに、壁を設置しておけば
どこかに行って帰ってこないということを防ぐことができます。
ヌマガエルが食べられる
対策としては・・
飼育スペースに網を張る
ヌマガエルを食べる生き物は一緒に飼わない
飼育レイアウトや周辺に植物を多めに配置する
しかし、網から自由に出入りするときに鳥に食べられる危険性はあります。
100%は難しいです。
100%を望む場合は、網の目を細かくしてカエルが網から出入りできないようにするしかありません。
他には、ヌマガエルを食べてしまう生き物は一緒に飼わないことです。
例えば、ザリガニは危険です。
カメは水槽内飼育では危険で屋外飼育では大丈夫です。
そして、植物を多く育てることで、カエルの隠れ家になり
鳥が来てもカエルを発見できません。
暑さで☆になる
対策としては・・・
直茶日光が当たり続ける場所には飼育スペースを作らない
それが一番大切です。
ヌマガエルは、飼育してみて分かったのですが
ツチガエルに比べて、暑さに少し弱い印象でした。
なので、飼育スペースには、日陰を増やしてあげる必要があります。
基本的に、日中に日光を浴び続けるような場所を飼育スペースに選ばない方が良いです。
なので、できれば、午前中まで、日が当たる場所であったりすると良いですよ。
鳴きだすと近所迷惑になる可能性がある
対策としては・・
- 鳴くとどんな声か知っておく
- 飼育スペースをシートなどで覆う
- 鳴いてうるさいときは一時的に水槽などにヌマガエルを入れておく
ヌマガエルは、まだ鳴き声がそこまでうるさくはないです。
ですが、実際に鳴きだした場合にうるさいと感じるのか、大丈夫なのか。
そういったことを予め把握しておくと良いです。
「ゲッゲッゲッ」と鳴いているのがわかります。
そんなに大きくはないですが、鳴くとどんな感じかを知っておくことは重要だと思います。
ヌマガエルのエサはどうすればよいのか?
ミルワームを中心にエサをあげると良いです。
手に入りやすいので一番のおすすめです。
あとは、補助的に
- ミミズ
- コオロギ
- ダンゴムシ
- アリ
- ナメクジ
などをあげると食べてくれます。
冬眠は成功するのか
冬眠は、屋外飼育した場合は、水苔を配置して保湿をしておくと
成功します。
ネットや本などには、冬眠は難しいと書かれていましたが・・
意外と冬眠は成功します。
屋外での冬眠はどうしたら成功するのか?
屋外で冬眠する場合どういしたらよいのでしょうか?
冬眠させたい陸地スペースに水苔を厚み最低2㎝を広めに敷いておきます。
また、冬眠させたい場所は、一日中日影である場所が良いです。
水苔の保湿を切らさないように、次の春が来るまで、水をかけるなどして、水苔に保湿を行ない続けます。
水槽内での冬眠を成功するには?
難しいのは、水槽で飼育した時ではないかと思います。
水槽飼育では、屋内に水槽を置いていると、冬場になっても温度が高いので
水槽を屋外に出して置いておくと、水苔に潜って冬眠します。
また、水苔の厚みは、2㎝くらいは確保しておくと良いです。
11月以降に気温が下がるので、屋外に水槽を置いて
日影に置いておくか、水槽の上に日よけを置いておくと良いです。
屋外飼育と同じで、一日中、日影になっている場所に水槽を設置しておくと良いです。
まとめ
いかがでしたか?
ヌマガエルを飼育する上で重要なことは・・
- 飼育のレイアウト
- 水槽飼育ではストレスがたまること
- 屋外ではカエルが鳴くと近所迷惑になる可能性がある
- 冬眠場所は考えて選ぶこと
そういった一つ一つの条件を守れば
来年の春にはきっと元気にカエルが姿を現してくれるのではないかと思います。
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