ベランダ田んぼビオトープの作り方は初心者でも簡単!
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最終更新日:2017/10/19
ビオトープ
ベランダに田んぼビオトープを作っているのですが、ベランダに田んぼがあるというのはとても素晴らしいですよね。
今回は、そんなベランダでの田んぼビオトープの設置の仕方についてご紹介します。
初心者でも簡単に作ることができます。
また、ベランダに草花などと一緒に田んぼがあるというのはなかなか良いですよ。
ベランダから田んぼが見れるというのは、特に都市部に住んでいる人なら魅力的なことではないでしょうか?
作ってみるとなかなか楽しいものです。
目次
ベランダの田んぼビオトープの作り方
田んぼビオトープをベランダに設置する方法ってどのようにするのでしょうか。
田んぼの型枠をそのまま買う方法と田んぼの型枠を作る方法があります。
ちょっと色々なパターンがあるので紹介しますね。
プラ舟
プラ舟と呼ばれるものを使用すると一番早くて、適度な広さで、適度な水位の田んぼを作ることができます。
プラ舟というのは、ホームセンターに売っています。
すぐに田んぼが設置できる
十分な面積の田んぼが作れる
頑丈で水漏れが無い
不要になった場合に捨てるのに困る
持ち運びが少し大変
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このプラ舟は容量が220Lサイズで、大きさは(縦151.4㎝×横90㎝×高さ21.4㎝ 底面積1346.6㎝×74.6㎝)で、高いところが面積が広く、そこの面積が少し減る感じですが、丁度良いサイズです。重さも9.8㎏です。
ベランダの面積に応じて配置するのがいいと思います。
このサイズなら十分な広さの大きな田んぼができますよ。
その他には、136Lサイズなどもあり、(縦123.4㎝×横77㎝×高さ20.4㎝ 底面積105.6㎝×60.6㎝)重さも6.5㎏です。
他にも、80L、60L、40Lなどもあります。
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適度な大きさですよね。これを置けば、ベランダが一気に田んぼになって風情があっていいですね。
防水シート
防水シートで田んぼの方を作る方法もあります。防水シートで作る場合には、トラック用の荷台で使っているシートを使うと水漏れがありません。実際に私の場合にはこれを使っています。
また、枠は木で作っています。
木枠を固定する際には四方の角ごとに固定金具を付けておけば頑丈にできますよ。
木枠を作れば、シートを上からかぶせて、木枠の上面でシートを固定するか、折り返して木枠の下にシートを挟み込むかすると型枠が完成します。
私の場合には、木枠の下に折り返してシートを挟み込んでいます。こうすることで、土や水を入れても、その重さで防水シートを上から抑えれるので、土や水が流れ出したりこぼれることはありません。
自由に田んぼの面積を変えることができる
不要になった時に処分しやすい
木枠で田んぼの方を作るのに少し作業が必要
木枠が壊れたら補修が必要
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この防水シートなら縦210㎝×横180㎝なので、十分な大きさの田んぼを作ることができます。
また、木枠を作るときに高さを考える必要があるので高さも考えて、その分の幅をこの長さから引き算した面積になるということを考えておいた方が良いです。
ベランダなどは床面がコンクリートなので、夏場の熱さなどで防水シートが劣化することも考えられますが、トラック用の防水シートなら破れずに使えることができます。
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発泡スチロール
発泡スチロールは、ミニ田んぼを作るときには最適ではないかと思います。
また、場所も取りませんし、複数個隣接して配置すれば、大きな田んぼができます。
容器の値段が安い
持ち運びが簡単
レイアウト変更が簡単
劣化しやすい
鳥が上に乗ると壊れる可能性がある
動かし過ぎると底が割れて水漏れする
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上の発泡スチロールの場合なら、縦50.5㎝×横37.5㎝×高さ26.2㎝なので、4個置いても十分な田んぼができます。
また、鳥が飛んでくるので、発泡スチロールの枠の上に木の板を貼りつけておけば、壊されることが無くなりますよ。
田んぼの稲の育て方
稲の育て方はなかなか難しいです。稲をビオトープで育てるのは、すごく魅力的なことですよね?
ビオトープには、水草を育てるのが一般的ですが、水草と一緒に稲を育てるというのはすごく良いですよ。
何が良いかというと、里山の風景を身近に感じれるという感じが素晴らしいです。
上の写真は、胚芽米を皿に入れて育てているところです。
胚芽米を発芽させる方法について
胚芽米をスーパーなどで買ってきて、皿に入れて水を入れ、そこに胚芽米を入れて5日ほど育てると、発芽します。
ちなみに、皿の水は毎日入れ替えた方が良いです。
何故なら、米の成分が皿にしみ出し、水が腐ってしまうからです。
皿に入れる胚芽米の下に、テッシュペーパーを敷くと更に発芽させやすいです。
発芽した胚芽米を土に埋めて育てる
発芽した胚芽米を、土に埋めます。
ココでのポイントは、日陰を選ぶこととと、土に埋めるにしても、浅い場所に埋めることです。
埋める深さとしては、5㎜くらいの深さが最適です。
深すぎると、胚芽米が根を張る前に腐ったりしてしまいます。
ちょっと難しいかも知れませんが、何度か2,3回くらい挑戦すると稲を作ることができます。
胚芽米を埋めた後は、軽くスコップなどで埋めてください。
土は軽くかぶせる程度で良いです。
ちょっと稲が出ているのがわかりますでしょうか?
ちなみに、稲は5㎝程度育つくらいまで土で育てた方が良いです。
5㎝を上回り育った状況です。
これだけ育つと、ビオトープに植えてもすぐに強く根を張って育つことができます。
スコップなどで稲を土からとってきて、ビオトープに植えます。
稲を植えるのは、やはり手作業になります。
一定の間隔で育てることで、田んぼビオトープを作ることができます。
田んぼビオトープの土の作り方について
田んぼビオトープを作るには、土作りが大切です。
素人で始めると、なかなかうまくできませんが、キーポイントは荒木田土です。
これは、田んぼの粘土質の土なので、最適の田んぼを作ることができます。
ですが、広い田んぼを作るには、多量の荒木田土が必要になります。
この土は、ホームセンターにも普通に売っていますので是非参考にして頂ければと思います。
なので、そんな場合には、野菜や花を育てるような普通の土を下に2㎝程度敷き、その上に荒木田土を1㎝程度敷くとリアルな田んぼのような土壌を作れます。
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まとめ
いかがでしたか?
稲の育つ春から秋の時期に、是非田んぼビオトープを作ってみてはいかがでしょうか?生き物や自然の景色にきっと心が和みますよ。秋になれば、米の収穫もできますし、自分で作ったコメを食べるというのも楽しみではないでしょうか。
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