オタマジャクシを持って帰ってきたらカエルになるので育てるのに困る?
オタマジャクシって可愛いですよね。
私は、田んぼや野池などにいるオタマジャクシやカエルが大好きです。
といっても、最近、再び興味が湧いてきたんです。
ところでオタマジャクシをとって持って帰ってから困るっていう人多くないでしょうか?
私もそうだったんですよね・・。実際オタマジャクシは
カエルに変身すると飼育に戸惑うんですよね。
では一体どうすればよいのでしょうか?
何故カエルを育てると困るのか?
実際に飼ってみた人は分かっていると思うのですが、困るのは、カエルの行く末を案じてしまうんです・・。
簡単な気持ちでオタマジャクシを飼ってみて、オタマジャクシがカエルに成長するのは嬉しいんですけどね。
後、飼ってみたが、すぐに逃げ出したということや、すぐに鳥に食べられていなくなったなど。
後は、鳴きだすとうるさくて困るということですね。
家族には気持ち悪く思われたり、エサも生きた虫でないとなかなか食べれませんし・・。
本当にカエルの飼育が難しいなって思うんですが。
カエル飼育したけどどうしたらいいのか?
どうしたらいいと思いますか?
カエルの運命は飼育する人次第なんです。でも、昔から日本で暮らしてきた大切な大切なかけがえのない命なんですよね。
そう考えると、なんとかして、無事に育てたいと思いませんか?
私は、そう思うんです。だから、なんとかして、無事にオタマジャクシからかえったカエルたちを育てて、来年の春には冬眠明けで土から出て来たら、元の自然に返してあげるか、もしくは、産卵を終えたら、卵とカエルも一緒に、元の自然の場所に返してあげたいんです。
カエルの命運は飼育した人に左右されるんです。でも実際は、大抵は、カエルに変身したら、すぐに☆になってしまうのが現状ではないでしょうか。
当ブログでは、それを何とか育てて無事に自然に返してあげることを目的として作っています。
では、オタマジャクシがカエルに変身して困る点についてまとめますね。
すぐに☆になる
逃げ出す
鳴き声がうるさい
エサの調達が大変
家族に気持ち悪く思われる
すぐ☆になる
そうなんです・・。
オタマジャクシを持って帰って、いざカエルになると、その大半は、☆になってしまうんですよ。
これって、悲しいですよね。
だから、そうならないためには、どうしたらいいの?ってなりますよね。
そうですね・・結構難しいですが。
飼育環境次第なんですよ。
でも、ほかにプラスで言うとすれば、鳥に食べられるというのも多いですよ・・。
だから、飼育環境をそれなりに整えてあげて、冬眠するまではエサをあげていれば、しっかり生きてくれますよ。
私も、もう何年かな、2,3年カエルを飼育してきましたが、結構丈夫で強い生き物であることが分かってきたんですよね。
飼育環境についてはどうすればいいの?という人は下記の記事を是非見て頂ければと思います。
飼育レイアウトを整えるのが基本です。あとは、鳥に食べられるので、網を張るのも大切です。
それについては、次の「逃げ出す」の項目で説明しますね。
カエルの屋外飼育のためのレイアウトとは?水辺・植物・土の配置を工夫
逃げ出す
カエルが逃亡した・・という話はよく聞きました。
私なんか、小さいときに持って帰ってきたオタマジャクシたちは大抵カエルになったらすぐにどこかに逃げていきました。
でも、すぐに☆になったのだろうなと・・悲しい気持ちにはなります。
なので、過去の失敗をなんとか生かして、今後、採ってきたオタマジャクシなどはなんとか逃げずに生き延びてほしいですし、自然に返してあげたいわけなんです。
でも、これってみんなそう思ってますよね。
じゃあもともと採ってくるなよとも言えますが、人間って、そういう生き物ですもんね・・。
観察のためだったり、子供が持って帰ってきたりと、オタマジャクシを突然飼うことになった人も多いのではないでしょうか。
なので、これまでの飼育経験をもとに逃げ出さないカエルの飼育を色々と考察してきました。
逃げないようにする基本は、やはり、容器で飼育するということです。
でも、ビオトープや庭やベランダで放し飼いにしたい人は、是非これを見て欲しいんです。
網を張る、これに尽きます。
網の張り方は、カエルによって変わります。
アマガエルはどこでも跳んでいけますよね。
でも、トノサマガエルやヌマガエル、ツチガエルは、そんなに跳躍力はないですし、手の吸盤が発達していないです。
なので、アマガエルとそれ以外のカエルでは、網の張りまたも変わってきます。
アマガエルには細かい網目の網を飼育スペースで覆うとよいと思います。
それ以外のカエルは、網目2㎝角のものにすればベストです。そうすることで、飼育スペースから、自由に出入り出来て、少し離れた場所の虫を食べたりもできます。
つまり、網を張っても出入りができるということです。
また、鳥たちも警戒して寄ってきませんし、いざ鳥が襲撃に来ても、カエルはするに飼育スペースに逃げ込みます。
でも、出入りして帰ってこなくなったらダメでしょ!という意見もあると思います。
その場合は、壁を作っておけば、大丈夫です。壁の高さは60㎝程度確保すれば大丈夫です。
下記の記事で網の張り方を書いています。良かったら参考にしてみてはいかがでしょうか?
オタマジャクシやカエルが鳥に食べられないように網を張る屋外飼育方法
カエルの鳴き声がうるさい時の対策は?
カエルの鳴き声は当然カエルの種類によって音量は違います。
でも、実際はあんまりわかりませんよね。
アマガエルは、ケロケロかな・・
トノサマガエルはゲコゲコかな・・
そんなくらいの印象ですよね。
実際に飼ってみるとわかるんですが、結構うるさいですよ。
あと、鳴く時期が決まっています。
それは、やはり、カエルが冬眠から出てきて春先からまた冬眠するまでの期間です。
結構長いですよ・・。
なので、うるさい場合は、水槽などのケースに一時的に入れておくというのも良いかなと思います。
これ、一個目の対策です。容器に入れて飼育するということですね。
あとは、鳴く時間帯も季節ごとに決まっていますし、雨降り前も鳴きますよ。
そして、何より春先ですね・・。
春先は、オスがメスを呼ぶために必死に鳴きます・・。
これがかなりうるさいです。
結構な近所迷惑になることは想像できますか?
なので、ここはなかなか飼育するうえでの難点かなと思います。
たとえば、近所迷惑にならない飼育方法としては、人材と離れた家などの庭で飼っていたりすれば大丈夫ですよね。
でも、都会の民家やマンションでは、この鳴き声は結構響きますし、犬や猫もうるさいでしょうが、それに負けず劣らずうるさいです。
夜は飼育スペースをシートで覆って、防音対策するなども考えても良いかなと思います。
でも、私の場合は、この防音対策はしていませんが。
春先の4月と5月までは、正直うるさいです。
この時期は、連続的に鳴きますよ。長いと30分連続で鳴いたりします。
また、夜中も連続的に鳴きます・・。
しかし、6月から11月まではそんなに長く鳴くことはありません。
鳴いても一時的に鳴きやみます。
あとは、お腹が減ったよ!と鳴いたり、雨降り前に一時的に鳴いたり、早朝や夕方に鳴いたりはしますが。
なので、現実的にできるとすれば、一時的にカエルを飼育容器に移すというのが現実的です。
田園のある場所なら鳴き声がうるさくても仕方ないと割り切れるのでしょうが、都会などでは、正直厳しいですよね。
なので、その時期以降は、カエルを飼育スペースに放ってあげて飼うと良いのではないかと思います。
エサの調達が大変
エサの調達は結構面倒ですよね。
カエルたちは基本的に生き餌を食べますから、一番おお勧めはやはりミルワームに尽きます。
あとは、ミミズや、飛来する虫でしょうか。
ミルワームを売っているペットショップを探しておけば、エサやりが容易になります。
ミミズは、釣り道具屋さんなどに売っています。
他に、ダンゴムシやアリなどを与えたいという人がいましたら、自動エサやり装置を作る手があります。
これは、発泡スチロールに、自然から取ってきた、土と枯れ葉を入れておくことで、もともと、そこにいた虫が育って、定期的に発泡スチロールから出てきて、カエルのエサになってくれるというものです。
下の写真ではちょっとわかりにくいですが、土と枯れ葉を入れて、上にすだれを乗せて、湿度を高くすることで虫が育ちやすくしています。そして、カエルの乗っている辺りから虫が時々出てくるというものです。
是非良かったら参考にしてみてくださいね。
家族に気持ち悪く思われる
カエルなどを飼っていると、正直気持ち悪く思われる可能性があります。
特に女性は、カエルが苦手な人も多いです。
あんなに可愛いのですが・・。
残念ながら、みんなが好きなわけではないですからね・・。
気持ち悪いというのは、実際に見ていないからということもあるので、ちょっと身近に触れ合う機会を作ると変わってくれるかもしれませんよ。
あとは、カエルグッズをたくさん家に置いておくと、カエル好きになるかも知れません。
まとめ
カエルって育てるのは結構難しいです。実際困難が付きまといます。でも、得るものもあります。
それは、何故最近カエルを見かけなくなってしまったのか?という問題について考えさせられることです。
何故カエルがこんなに減少しているのか?今一度考えるべきかもしれません。
オタマジャクシから変身したカエルを飼育するうえで、ただ育てるのではなく、カエルの命を預かるという強い決意でカエルを育ててみませんか?こんなにカエルって生命力が強いのかと驚かされます。
飼育環境さえ整えれば、必ず繁殖させれるまでに育てることが可能です。もし産卵してオタマジャクシがたくさん生まれたら是非元々生まれ育った場所へ返してあげてはいかがでしょうか?
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